断食中のお昼のカタールはとても静か
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こんにちは。KAYO & Coco Jewelryの Kayoです。
3月23日(木)から始まった、イスラム教の聖なる断食月「ラマダン」も2週間ほどが過ぎました。
そこで、今日はカタールでのラマダン月の様子をちょっとご紹介できればと思います。
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<断食をしている日中はいつもより静か>
ラマダン月の日が出ている間、イスラム教徒は絶飲・絶食なのは前回のブログで既にご説明しました。
(ラマダンについては、こちらをご覧ください)
ドバイなど、寛容的なイスラム教の国ではカフェもレストランも通常営業しているところが多いようです。
でも、敬虔なイスラム教の国カタールでは、日が出ている間は、ほぼ全てのカフェやレストランは営業していません。イスラム教徒でない外国人も、公共の場の飲食は禁じられています。
そのため、断食中のカタールはいつもより静かです。
仕事を終えた後は昼寝をして過ごす人も多いとか。
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<営業しているレストランなどもある>
ホテルでは宿泊者のために、必ず一店舗はレストランやカフェをオープンしています。
また、ドーハ市内の大きなショッピングモールにあるスターバックスなど、政府から許可を取って営業しているカフェなどもごくわずかにあります。
ただ、人目につきにくいよう電気は最小限。営業しているかどうかも一見わからないほど。購入しても店内で飲食することはできません。
実は、先日スターバックスでラテをテイクアウトしました。もちろん家に帰ってから飲みましたが、購入する時はなんだかコソコソとしてしまいました。
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<1日の労働時間が5時間に?>
ラマダン期間の1日の労働時間は、法律で6時間までと決められています。
そして今年は「政府機関の従業員の労働時間を9時から14時まで、5時間にする」とカタール政府より発表がありました。
ラマダン期間は就業時間が短くなるので、自分時間が増え、帰宅後には睡眠を取ったり趣味に時間を使ったり、家族と過ごす時間も増えるのも嬉しいですね。
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<夜は賑やか>
お昼は静かなラマダン期間中ですが、夜は賑やかです。
断食破りの食事(イフター)に出かける人、また翌日の日の出の断食が始まる前にとる食事(スフール)に出かける人、ショッピングモールも夜中の1時まで営業するところが多いです。
ゴールドマーケット内のジュエラーも、日中は営業していませんが、夜は午後8時から午前1時位まで営業しています。
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<イルミネーションがかわいい>
ラマダンはイスラム教徒の人にとってはクリスマスみたいなものと言われて、あまり理解できない方が多いかと思います。でも、ドーハの街を見ればなんとなく納得できる気がします。
ヨーロッパや日本でも、クリスマスには街中がイルミネーションで溢れとても素敵ですよね?
カタールにはクリスマスデコレーションはありません。でもその代わり、ラマダン月には至る所に三日月や星などのデコレーションやイルミネーションが飾られ、とても素敵でワクワクした気持ちになります。
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<ラマダン・カリーム!(Ramadan Kareem!)>
クリスマスに「Merry Christmas!」と言うように、ラマダン中は「Ramadan Kareem!(ラマダンカリーム)」「恵多いラマダンを!」と声を掛け合います。
私も、断食はしていませんがイスラム教徒の友人や知人には必ず「Ramadan Kareem」と言うようにしています。
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今日はカタールのラマダン期間中の様子について簡単にお伝えしました。
これから暑くなってきますが、嬉しいことに朝夜はまだまだ涼しいカタール。ラマダン月の夜の綺麗なイルミネーションやドーハの街を楽しみたいと思います。
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発行:KAYO & Coco Jewelry